米山隆一の10年先のために

　先日より衆議院の本会議が始まり、代表質問では谷垣総裁が質問に立ちました。やりとりの詳細はさておき、財政赤字問題についても、普天間基地の移転問題についても、鳩山首相は谷垣総裁の質問に対し「あなた方に言われたくない。この状況を生んだのは誰か？」との反論を為しました。

　自民党政権が明確な成長戦略のないまま従来型の公共事業を繰り返し、巨額の財政赤字を作ってしまったこと、普天間基地の返還・移設について10…

　こんな事を書くとあまりに痛々しいと思われるかもしれないのですが、最近私は傷心です。日本語の「傷心」よりは英語の Broken heart の方がふさわしいくらいです（苦笑）。

　さて、そんなとき、皆さんはどう過ごされるでしょうか？私は基本的には「食べる」「寝る」の本能系で気を紛らわせるのですが、残念なことに食べてばかりいると太りますし、寝てばかりいるとたまった仕事が全然進みません。「ぷくぷく太って…

　神奈川・静岡両参議院補選で自民党は2敗しました。敗北自体は早くから伝えられていたことなのでさほどの衝撃はないのですが、問題は、この低投票率と票差でしょう。神奈川・静岡の投票率はそれぞれ28.7%、35.6%と非常に低かったのですが、自民党候補の惜敗率はそれぞれ78％、71％に過ぎませんでした。

　これは、「浮動票で負けた」のではないと言うこと、自民党は今や「組織票を動員すること」すらままならないこ…

斉藤次郎元大蔵事務次官が日本郵政の社長に就任することが内定したと発表されました。

「なんだそりゃ？？？」と思った方も多いのではないかと思います。民主党は公務員の天下り、渡りを禁止し公務員制度改革に鋭く切り込んでいたからこそ、国民は拍手喝采を送っていたと、私は理解しています。それなのにこの人事は、どう強弁しても「天下り、渡り」以外の何物でもありません。言葉は悪いですが、「めちゃくちゃだ」以外に言葉が…

　民主党政権が郵政民営化見直しを閣議決定し、西川社長が辞任を発表しました。

　これに関しては私は絶対に反対です。これは別段自民党だからとか、小泉路線だからと言うことではありません。「郵政民営化を見直す」理由が全く分からないからです。

　そもそも自民党からしてですが、ここのところ声高な「郵政民営化見直し」論議は、「郵政民営化の何処がどう悪いのか、そこを直すとどういう良いことがあって、どういう悪いことがあ…

　現在わが新潟5区内の、南魚沼市で市議会議員選挙が行われています。定員26名の所に31人が立候補しており、5人が落選します。そう言うと「何だ大抵当選するんじゃないか」と思われるかもしれませんが、「落選率17％」はこの種の選挙としては結構高くて、特に狭い地域に候補者が集中している地区では、非常に緊迫した空気が流れています。

　私は立候補されている保守系候補の皆さんに選挙中大変お世話になったので、ご挨拶…

　私の選挙演説でみたことがある方もおられると思いますが、私は齢42にして、バク宙（後方宙返り）を致します。このバク宙、本当に選挙演説で披露するかどうかは相当に意見が分かれ、私自身も迷ったのですが、選挙中「バク宙をみたい」というお子さんを連れたお母さんが演説を聞きに来られたり、今でも街を歩いていて「あんた米山さんだろ、バク宙みたよ」と声をかけられたりするので、多分プラスだったのだろうと推測しています…

　民主党がとりまとめた来年度予算の概算要求が、過去最大の95兆円となったことが報じられています。税収が落ち込む中でこの予算を実現しようと思ったら赤字国債の増加は避けられず、これに対する批判や非難は既に随所で為されているのですが、私はそれはそれとして、この一件において、自民党は民主党から、そして民主党は自民党から学ぶべき事があるように思います。

　「批判や非難は既に随所でなされている」と書きましたが、…

　民主党政権が、補正予算の「無駄遣い削減」に励んでいます。それ自体は悪いことではないと思うのですが、「無駄遣い削減」という名称には、私は違和感を感じます。2兆円削減しようが3兆円削減しようが、「削減」した額は即座に全額「子育て支援」や「高速道路無料化」「ガソリン暫定税率廃止」等々に振り分けられ、使い切られてしまいます。

結局の所、民主党のやっていることは、「無駄遣いの削減」ではなく、「『民主党が無駄…

　先の記事「The Logic of Japanese Politics　～10年前の警告～（http://www.election.ne.jp/10840/80341.html）」に、「1004の月」さんからコメントがありました。コメントに対するレスポンスを、新たな記事としてアップさせていただきます。

「1004の月」さん、コメント有り難うございます。

　「2世、3世の理由無き優遇」今なお現在形で続…