活動報告

「テロ行為」と忘年会

  • 米山 隆一
  • at 2013/12/01 09:01:48

  自民党石破幹事長が、特定秘密保護法案に反対するデモに対して、「単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらないように思われます」と批判したと報道されています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131130-00000046-asahi-pol

 私は、石破氏のブログ全文を読んだうえで、この発言に反対しますし、撤回すべきものと思います。

 まずもって私を含め選挙に出た人間は、選挙期間中、「自らの政策を所構わず絶叫する」と言う迷惑行為を、「民主主義の為」と言うことで多くの方々に許容してもらっています。石破氏も自身の選挙や自民党議員の応援では、当然大声を張り上げているでしょう。それを聞きたい人も勿論いたでしょうが、「うるさいな」と思った人も当然いるはずで、自分が自分の主張をするとき他人に我慢してもらったなら、他人が他人の主張をするとき自分が我慢するのは、民主主義以前の、「お互いさまの原則」というものだと思います。

 この様に言うと、「そうはいっても大音量で他人を怖がらせるようなものは違う。」と言う人もいるかもしれませんし、実際巷で行われているデモの中には、感心しない態様のものも、確かにあります。しかし、それが事前届出制とか、拡声器爆音規制条例とかと言った法に反するのなら中止させるべきでしょうが、そうでないなら、基本的にはそれは民主主義、自由主義国家における表現の自由として、許容されるべきものです。
 仮にも国家権力の一翼を担う権力者が、合法的に行われているデモ行為に対し、「テロに等しい」などと言う、それこそ脅迫的言辞を用いて、「多数派の意見に反対を表明してはいけない。」「みんな同じでなければならない。」と言う無言の同調圧力をかけることは、厳に慎むべきことだと、私は思います。

 因みに世の中は忘年会の真っ盛りで、夜の小路には、よくわからないことを絶唱する老若男女があふれています。これも迷惑と言えば迷惑ですし、度を越せば警察で頭を冷やしてもらうことにはなるのでしょうが、そうでないなら、当然「テロ行為」ではなく、「お互い様」と受任すべき事でしょう。

 更には忘年会において、「ちょっとそれは飛ばしすぎでは…。」と思わないでもない芸が披露されないでもないのですが、これに対して「それ、テロだよ。」なんて言葉を発するのは野暮の極みと言うやつで、「それもありだよね、素晴らしい!」と拍手するのが自由の国日本に生きる紳士のたしなみと言うものだと思います。
 と言うことで、昨日、批判を許さない、プーチン大統領の息苦しい強権政治を逃れて、遠くロシアから我が忘年会にお越しいただいた「t.A.T.u.」のお二人と撮影した記念写真をアップさせていただきます。こういう素敵な芸を笑って楽しめる日本が、私は好きです。

 


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コメント

 両親が長岡のため米山様のご活躍を拝見して尊敬しております。
 米山様は弁護士としての仕事は休業中なのでしょうか?
 東京地裁での医療訴訟原告側控訴審案件(2週間以内)についてもしも米山様にご相談できれば?とも思うのですが後援会事務所に連絡しても良いものやら、と思いブログに書かせて頂きました。
 もし読んで頂けたらコメントいただけると幸いです。

  • Posted by おじゃまします。
  • at 2013/12/01 09:17:50

石破幹事長のブログについてはマスコミも播き込みこれから激しい論戦が行われるでしょう。
私は石破氏の「単なる絶叫デモ」と前置きがあら限りある程度は正しいでしょう。そもそもこの秘密保護法案は公務員の守秘義務が果たされていないことに問題があります。マスコミは「知る権利」を言いますが、そもそもマスコミは左寄りであり、ポピュリズムを歌いながら市民を煽動をしています。マスコミは本来の中立の立場に戻り正しい報道をしてほしいと思います。
 で、本来の秘密保護法案ですが、私は必要だと思います。交渉段階で内容が事前にばれたらどうなりますか?相手に信用がなくなってしまいます。
 米山さん、貴君も弁護士ですよね?弁護士も右も左見います。なぜですか?以前は貴君をつれ、一緒に歩いたのに、なぜか最近は自分だけののような気がして残念です。

  • Posted by 南魚沼産だめひかり
  • at 2013/12/02 07:45:52

そもそも選挙運動の街宣とデモの絶叫は根本的に違います。お互いさまではないでしょう。秘密保護法は必要です。交渉内容がばれていたら相手側に失礼でしょう。マスコミ関係や自称文化人が反対していますが、そもそもマスコミは左寄りであり、ポピュリズムの名のもとに煽動しようとしています。マスコミは賛成者の報道も公平にするべきでしょう。
 それはさておき、弁護士である貴君に質問です。先般、参議院選挙無効という判決が下されました。その前から選挙の公平性が問われています。訴えているのは市民グループではなく弁護士グループです。弁護士にも左と右がいます。そもそも弁護士は中立の立場で公平な立場でいてもらいたいのが市民です。で、質問です。1、単なる人工配分の選挙制度をどう思いますか?2、人口が多くても投票率の低い地域についてはどう思いますか?3、この判決は司法、立法、行政の三権分立の憲法上どう思いますか?

  • Posted by 南魚沼産だめひかり
  • at 2013/12/02 08:49:45

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