米山隆一の10年先のために

　さて、予告していました山古志マラソンですが、昨日無事11.8kmを 完走することができました。写真は1枚目がスタート時、2枚目がゴール直後に招待選手の嶋原選手と撮ったもの、3枚目が無事完走証を手にした所、4枚目が今回のコースの高低図（クリックしてみて下さい。殺人的高低差ですよね？）です。

　タイムは1時間56秒と微妙に1時間を越えてしまったのが悔やまれるのですが、写真を見てお分かりの通り完走を最優先させたが故の大分余力を残してのレースですので、まあ良しとしようかと言うところです（負け惜しみですって？いや本当ですよー笑）。因みに順位は117位なのですが、全体が何人なのかは不明です。

　大会運営に関しては、皆さん非常に良くしてくださって大変感謝しています。ただ、少ない運営スタッフで大変なのだろうとは思いますが、「イベントとしての演出の仕方」には多少改善の余地もあるように思いました。先ずは先に述べたとおり、本大会では全体の人数、他人のタイムとも発表されていません（既に発表されていたり、これから郵送されたりするのかもしれませんが、いずれにせよその案内がなく、分かりづらい事は否定できません）。枝折峠のヒルクライムでもそうだったのですが、この手の大会に出る人と言うのは、だいたいちょっとでも人に勝つのが嬉しいと言うタイプで、自分のタイムや順位がとっても気になります（僕もそうですー笑）。その上、大概は名前を知った仲間と参加しているので、タイムの一覧を出してもらえると、「お、普段の練習ではかなわなかったけど、あいつに勝ったぞ！」とか、「ち、あいつに負けたか。でも1分差なら次は勝てるな」とかと楽しく眺めることが出来、それが次回の参加につながります。タイム一覧を郵送する、HPで発表する、MLで流す等の工夫はあっても良かったと思います。又、「マラソンが終わったらすぐ終わり」なのも寂しい感じでした。せっかく各地から山古志に人が集まっているのですから、ゴールの小学校前でちょっとした山古志物産展を開くとか、屋台を出すとかといった「楽しい御祭り」の演出も考慮して良いように思います（「去年はタイムとか御祭りとかどころじゃなかっただろうに、ちょっと完走しただけで偉くなったもんだな」という突っ込みはあまりにもっともなので、ご容赦下さい－苦笑）。
　
　寂しい言い方かもしれませんが、「地震からの復興」と言う言葉はいつかやがて風化します（実際去年に比べて参加人数は減っていたと思います）。「イベント」として成功・定着させる為には、この言葉に頼らない、「イベントとしての工夫」が必要ですし、そういった絶え間ない工夫こそが地域の真の活性化につながるのだと思います。この地域に住む一員として、共に知恵を出し合っていければと思います。