米山隆一の10年先のために

　本日栃尾のトッピィで街頭演説を行いました。演説の告知を行っていたら、小学3年生くらいの男の子数人が、街宣車を追いかけながら手を振ってくれました。
　私は、「お子さんとはいえ、応援してもらえるのはありがたいもんだ。」と思ったのですが、同時に「きっと物珍しくてしばらく追いかけてくれているだけだろうな。」と思って、あまり気にも留めず、トッピィ前に街宣車をつけ、演説台を出し、その上で演説を始めました。
　ところが演説をしてしばらくすると、下に気配を感じます。目線を落としてみると、いつの間にか先ほどのお子さんたちが車座に座って私を見上げ、静かに演説を聞いてくれていました。多少動揺したのですが、とはいえ、候補者は、基本聴衆がいればいるほどうれしいものです。予定の演説をむしろいつもより熱を込めて行いました。そしてその間、お子さんたちは騒ぐことも話すこともなく、じっとわたしを見て話を聞いてくれていました。

　演説の内容は本当に大人向けそのままでしたので、内容を理解してもらえたかどうかは分かりません。しかし、私自身、小学生三年生の時、近所の神社に田中角栄元首相が来て演説をしたのを聞き、「ともかくなんだかすごい人だ。」と思ったことが、政治に関心を持つきっかけの一つになっています。この子供たちが何を感じ、何を考えたかはわかりませんが、私の演説を聞いたことが、少しでも「社会」とか「国家」とか「政治」と言うものに目を向けるきっかけになってくれたら、本当に嬉しいことで、候補者冥利に尽きるというものです。

　選挙戦はあと4日、もうカウントダウンです。精一杯、私の想いを伝えていきたいと思います。