参議院議員選挙

  • 米山 隆一
  • at 2006/10/14 01:00:36

 古い話で恐縮ですが、8月18日、地元県会議員の皆川浩平さんの牽制報告会と次期参議院議員候補塚田一郎さんを励ます会に出席いたしました。又、9月10日に1月27日に行う共同演説会の告知ポスターを作製しました。

 次期参議院議員選挙は来年の7月で、まだまだ遠いようですが、地元では各候補の後援会活動に相当に熱が入っています。我が新潟県は定数2で通常であれば保守1革新1で無風となるのでしょうが、現在民主党が2議席を占めており、このまま行くと民主党2候補と自民党塚田さんの3人が2議席を争う激戦が予想されます。塚田さんには是が非でも議席を獲得していただいて、県内の自民党勢力を回復していただきたいと思いますし、私も微力ながら全力でお手伝いさせていただく積りです。

 この参議院議員選挙は、早くから安倍新政権の今後を占う選挙として注目されています。私はこの選挙については「直接ではない関係者」と言うことになります。その「直接でない」関係者としての評論家的感想で恐縮ですが、私は、「参議院の全県区の候補者ってのはものすごく大変だな」と思っています。新潟の衆議院小選挙区は6区に分かれています。参議院の候補者は単純に言うと、私の6倍の地域を回って、6倍の数の後援会を組織しなければなりません。

 そういった物理的な大きさ以上に大変なのは、「党勢と言う風の影響をまともに受けること」であると思います。物理的大きさ故に、参議院では、候補者個人が有権者とつながりを持つ事に絶対的な限界があります。そうするとどうしても選挙結果の可也の部分を、選挙時点の「党」の勢いが決めることになります(だからこそ政権への評価として注目されるのでしょうが)。現に県内の空気も、安倍新政権誕生前は、「小泉旋風への逆風で自民は苦戦するだろう」だったように思えるのですが、最近では、「安倍さんは無難にこなしているし、野党の追及も不発だ。これは自民有利なんじゃないか?」に変わりつつあるように感じます。それはそれで嬉しいのですが、逆に選挙前に自民党に不利な事態が発生した場合には、候補のそれまでの努力とは全く無関係に、一気に苦戦することになりかねなません。

 二大政党制の現在、党勢が選挙の結果を左右するのは当然です。またそれだからこそ、与党は妥当な国政の運営で、野党は適切な批判で党勢の向上を目指すのであり、これこそが極めて全うな政党間の競争原理であることも間違いありません。しかしその中で、「候補者」と言うものが消し飛びかねないことには、自らも選挙に携わる「候補者」として、一抹の寂しさを感じます。有権者の皆さんが、来年の参議院議員選挙において、「党」だけでなく、「候補者」にもご注目いただいて判断していただけることを、政治に携わる一人として、お願いしたいと思います。


 
  • コメント (0)
  • トラックバック (0)
トラックバックURL :
http://www.election.ne.jp/tb.cgi/3342

エレログTOP | エレログとは | 運営会社 | 免責および著作権について | お知らせ

政治家ブログ”エレログ”地方議員版ができました。参加お申し込みはこちらから

政治家専門サイト ele-log 国政版 お申し込み 政治家専門サイト ele-log 地方版 お申し込み
国会議員、都道府県知事、市区町村長、都道府県議、市区町村議、および立候補予定者専用

Copyright by Promote committee of Online-Election.,2001-2007, all rights reserved.
ele-log and the ele-log logo are registered trademarks of
Promote committee of Online-Election