米山隆一の10年先のために

 5月13日の日曜日に、長岡で支援してくださっている方の御宅の御庭での食事会に参加しました。写真の通り大変素晴らしい藤の花が咲いていて、風流且つ美味しいと言うこの上ない食事会になりました。

　「自宅の庭先で家族でバーベキュー」はテレビドラマ等で御存知かと思いますが、「アメリカ人の家族の原風景」といっても良いくらいに一般的なものです。フランス人に言わせると「アメリカ人は料理の方法を知らないからさ」、イギリス人に言わせると「アメリカ人はテーブルセットの方法を知らないからさ」、日本人に言わせると「アメリカ人には屋外と屋内の区別が無いからさ」くらいなもので(苦笑)、揶揄するむきもないではないのですが、やってみるとなかなかに良いものです。この日も近所の方々、お子さん御孫さんもそろって大変楽しい会でした。

　日本は豊かになりました。多くの家庭で、今日のように「自宅で家族そろってゆったりと生活を楽しむ」事が行われるようになりました。ただそれでも、率直に言って「一般の人の生活の豊かさ」と言う点で、アメリカにはまだまだかなわないと私は思います。その原因となっているのは、「端的な国力の差」であったり「社会風土の差」であったり、それこそ「国土の広さによる都市への一極集中の度合いの差」であったりと多様で、直せるものも直せないものもあるでしょう。でも私は、この日本の環境の中でしっかりとした努力をしていけば、日本らしい、でも世界中に胸を張って誇れる、そんな生活の豊かさを必ず実現できると信じています。そしてこれこそが、憲法も外交も経済も医療も教育も全て含めた、政治の最大の目的なのだと思っています。

　きちんと働けば誰もがこの日の藤の花のように「美しい生活」を送ることが出来る、そんな社会の実現を私は目指します。