衆議院議員 かんけ一郎のブログ

今日は会津家畜保健衛生所において全会津家畜衛生畜産振興協議会の第３１回通常総会を開催致しました。私は会長として対応して参りました。
さて、宮崎県において、十年ぶりに口蹄疫の発生があり、今までに例を見ない感染の広がりを見せております。これにより約二十万頭の牛や豚などの殺処分を与儀なくされております。現在、新たな発生は出ていませんが、ワクチン接種による感染拡大の抑制、さらにワクチン接種を受けた家畜の殺処分が行われているところであり、未だに終息のめどがたっていない状況にあります。福島県では、宮崎県の口蹄疫の発生を受け、直ちに口蹄疫を疑う家畜がいないか聞き取り調査を行いましたが、会津地方並びに福島県においては、疑わしい偶蹄類家畜は認められませんでした。また、異常を認めた場合は速やかに連絡するよう徹底が図られたところであります。当協議会では、このような状況を踏まえ、市町村、関係団体一丸となって口蹄疫の侵入を防止するため、福島県等の委託を受け、偶蹄類飼養農家全戸に消石灰の配布を行い、消毒の徹底を呼びかけるなどの対策を講じて参りました。
また、高病原性鳥インフルエンザにつきましては、昨年２月に愛知県において、うずら農場に発生がありましたが、その後、発生はなく、推移しております。しかしながら、現在、東南アジア地域では高病原性鳥インフルエンザの継続発生が確認されております。本病については、引き続き予断を許さない状況にあることから、今後とも、防疫体制の強化を図っていく必要があると思っております。
当協議会で実施しているワクチン接種を中心とした各種事業は、家畜の健康保持や、消費者が満足する畜産物の生産に貢献するとともに、農家経営の安定を図るうえで、欠くことの出来ないものであります。
私は引き続き当協議会の会長に再任されました。
更なる地域畜産の振興を図って参ります。