今日は東日本大震災復興特別委員会で質問致しました。以下、質問内容です。
 
自民党の菅家一郎です。宜しくお願いします。
 
さて先週の3月12日にタイ、バンコクの日本料理店で開催を予定していた、福島県相馬沖で水揚げされたヒラメなど提供する、うまいものフェアが中止になりました。タイの消費者団体から、福島の魚を食べると危険だ、などと訴え、東京電力第一原発事故に伴う放射性物質の汚染を懸念する声が上がったためだそうです。
 ヒラメは今月一日、福島県産鮮魚としては原発事故後ようやく初めて海外輸出されたそうです。福島県漁連が放射性物質検査を行い、全て検出下限値未満であり世界一安全基準100ベクレル/kg以下をクリアしていますので、まさに深刻な風評被害であります。その原因は安全、安心である正しい情報が伝わっていない事が課題であると思います。
 昨年7月、自民党東日本震災復興加速化本部風評払拭・リスコミ強化ワーキンググループの根本座長から風評払拭に向けて情報発信の対象毎に伝えるべき内容や適切な発信手段を明確化することなどについて、復興大臣に申し入れをし、それを受け政府与党が一体となって検討を進め、昨年12月に復興庁が中心となって、風評払拭・リスクコミュニケーション強化戦略を策定されました。それを踏まえて、知ってもらう、食べてもらう、来てもらう、という視点からシンプルかつ重要な事項順に明示し、関係各府省庁では、これを基に情報発信をし風評払拭に国として取組む事になったのは大変心強く期待していますが、本戦略を踏まえ、政府の総力をあげて、強力に実行に移して行く必要があると思います。知ってもらう記載の放射線に関する知識等について、国民に正しい知識を発信していく事が極めて重要と考えますが、大臣のお考えとご決意をお示し頂きたいと思います。
 
今なお続く風評の払拭は、福島の産業・生業の大前提であります。福島県の農林水産業の風評払拭に向けた今後の取組について、農林水産省のお考えをお示し頂きたいと思います。
 
また、福島県においては、観光関連産業も基幹産業であります。観光による経済波及効果の裾野は広いことから、観光新興は非常に重要な役割を担っています。福島県の観光業の風評を払拭し、インバウンドを呼び込む取組や教育旅行を含む国内観光振興に向け、どのように支援していくのかお示し頂きたいと思います。
 
復興庁で制作された、風評被害の払拭に向けて、は大変分かりやすいと思います。特に福島県内の空間線量率の現状、世界との比較、そして化学的根拠により設定された世界で最も厳しいレベルの基準値の採用、などは世界との比較資料であり、私は有効だと考えます。課題はこの情報が我が国においても広く一般の国民に、まだまだ伝わっていない事が課題であると思います。どのように伝え、理解して頂けるか。また海外においても、どのように情報を発信し理解して頂けるか。だと考えますが、どのように取り組むのかをお示し頂きたいと思います。
 
私はメディアミックスを活用されるのは、大変有効だと期待しています。
 しかし、何でも情報発信すればいいではなく当然、限られ条件の中で
 分かりやすさ、そしてシンプルで重要な事項順に明示すべきと思いますが具体的にどのように対応されるのかお示し頂きたいと思います。
 
テレビ、ラジオ、新聞紙、雑誌などのメディアを活用すべきと思いますが、お考えをお示し下さい。
 
タイのバンコクの件を考えますと海外向けて安全、安心を分かりやすく伝える事も大切だと考えます。
 この度のヒラメのうまい物フェアの中止を二度と繰り返してはならないと思います。関係者は大変残念な思いますをしています。諦めず、同じような取り組みをされる事に期待しています。是非とも各国の日本大使館や関係機関を海外における風評・払拭リスクコミュニケーション強化戦略の活動拠点として連携を図るべきと考えますが、お考えをお示し下さい。
 
更に日本大使館など関係機関と連携しこの風評被害の払拭に向けて、などを活用しその国の言語に翻訳し、ホームページやチラシ、テレビ、ラジオなどメディアミックスを活用し、その国の一般消費者へ情報発信し不安の払拭に取り組み、福島県の農林水産物の受け入れや、福島県への観光誘客に取り組んで頂きたいと思いますが、お考えと対応についてお示し頂きたいと思います。

 
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