小選挙区と自民党

  • 米山 隆一
  • at 2006/8/14 17:42:02

 アップが遅れましたが、7月18日堀の内地区で、7月19日に小出地区で、参議院議員候補塚田一郎さん、衆議院議員長島忠美先生と合同の納涼会を行ないました。両界とも大変盛会で、暖かい御声援を頂くとともに、今後の後援会作りについて様々なアドバイスや叱咤激励を頂きました。誠に有難うございました。
 私の選挙区である新潟5区は、中選挙区の新潟3区時代は定数5で自民党から4人の候補がしのぎを削っていたところです。このころの各候補者は例え同じ政党でもライバル関係に当たりました。議員・候補者を一堂に会しての合同納涼会は出来なくはなかったでしょうが、それなりに難しかったと思います。今回こうして自然な形で合同納涼会を執り行っていただけたのは、皆さんの熱意とともに、小選挙区制度故という側面もあったと思います。
 ちょっとした例えになりますが、中選挙区では、たとえば「豆大福」とか「桜餅」とかという個別の商品を売り込むことが、当選への道でした。新潟3区の最低当選ラインは4−5万票程度で、「○○先生」個人への熱烈なファン−熱烈な「豆大福ファン」を獲得することで、当選が可能だったと思います。それが小選挙区では、「和菓子の自民堂新潟5区店」対「○○ケーキ店」の戦いになっています。候補者自らは「和菓子の自民堂新潟5区店」の看板商品ですし、なんと言っても「米山」と書いてもらわなければならないわけですから、美味しい「米山餅」を作って固定ファンになっていただくことが第一であることは、勿論だと思います。ですがそれだけでは、5区の当選ライン10万票をつかみきることはおそらく困難でしょう。特段個別のお菓子をものすごく好きなわけではないけれど、美味しいお菓子は好きで、場面に応じてふさわしいお菓子を選んでいる、そういうかたがたから「美味しいお菓子を選ぶなら、やっぱり和菓子の自民堂さんね」と言う「幅広い緩やかな支持」を取り付ける努力も必要になってくると思います。

 その為には、自民党が市議−県議−衆議院選挙区・比例区−参議院と言うラインナップを備えて、各議員・候補者が共同して、それぞれのレベルでの要望や意見に答えられる体制を整えることがまず必要だと思います。そしてそれとともに、一般の幅広い方々が、関心のある政治課題毎に、それほど気負わずに現状を学び、それに対する意見を言え、政治に参加出来る場を作っていく必要があるのではないかと思います。
 そしてそうすることで、選挙戦術としての側面以上に、「すべての人の可能な限りの幸福」という政治本来の目的の実現に踏み出せるのだと、私は考えています。


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