選挙プランナー 三浦博史の選挙戦最新事情

日増しに菅内閣のオウンゴールが続く中、自民党の支持率が少しずつ上がり始めました。大阪の橋下知事や名古屋の河村市長のブームは私は東京はもとより、各地方への波及は思ったほど強くない、と見ています。愛知はともかく、近県に減税日本のブレイクも少ないようです。ただし、民主党内で、民主党の看板で戦えない、と実感している地方議員・候補にっとっては離党する必要のない、（いわゆる政党要件を満たしていない）減税日本や…

石原都知事の４選はないだろうという見方が強まりつつある中で、急浮上しているのが、東国原氏と神奈川県知事の松沢氏です。お二人とも、記者団の質問に対し、ここ一週間ほどで、結論を出す、と言っていますが、なぜ、今結論が出ないのでしょう。東京都知事選挙はそんなに直前に立候補表明して勝てる、ものなのでしょうか？私は今回、ワタミの渡邉美樹さんの陣営に入りました。渡邉さんは東京都民に対して、後出しジャンケンを否定…

敬愛する石原慎太郎東京都知事が４選出馬しないことが判明したと報道されています。

正直、ほっとしました。私は石原知事の「男の美学」で、４選出馬はないと確信していたものの、出馬という見方も有力だったからです。

出れば勝てるのに、まさに有終の美といえます。心からお疲れ様でしたと申し上げたいと思います。

比例代表代議士ばかりの民主党１６人の”司令塔あり”の造反劇もさることながら、威勢のいい発言をしていた原口代議士までもが、菅氏が解散を口にした途端、口撃をトーンダウンさせました。相変わらず民主党内の権力闘争・迷走ぶりが報道されています。自民党内の権力闘争も凄まじいものがありましたが、ここまで国民不在ではなかったと思います。管氏が解散をしかねない、という恐怖感が議員心理にあるのはやむをえないと思います…

今日、民主党の代議士１６人が民主党会派からの離脱を表明しました。

会派からの離脱という、わかりにくい表明と、当選１～２回の比例代表選出議員という構成では何らかの民主党内の抗争、駆け引きの一環としか思えません。しかし、少なくとも菅政権にとって衆議院での再可決に必要な３分の２に大きな不安と爆弾材料となったことは間違いありません。

しかし、離党ではなく、会派離脱、しかも離党しにくい比例代表選出１６名という構…

すったもんだの挙句、小沢氏を党員資格停止処分とした菅政権。支持率は２０％を割り、政権維持の危険水域へと突入しました。

さらには鳩山前首相の「抑止力は方便」などといった暴言など、民主党のオウンゴールは止まりません。

統一地方選を前に、こうした一連のオウンゴールにより、民主党の看板を掲げて闘おうとしている地方議員は「もういい加減にしてくれ！」と叫びたい心境だと思います。

同じ政権にしがみつくのでも、国民的人…

普通に考えれば、いくら野党が待ち望んでいても解散はありえません。しかし、民主党内部で「内部分裂」や「造反」などのクーデターが起これば話は別です。

内閣支持率が２０％を割り、小沢問題以外、何ら切り札となるカードを持たない菅政権が党内で見捨てられる可能性は日増しに高まっています。

「啐啄同時（そったくどうじ）」という言葉がありますが、菅政権崩壊のＸデーは誰が見ても近いと思う状況になったことは確かでしょう。…

菅・小沢会談が決裂したと報道されています。
決裂というのは交渉事の話で、政党の代表が、大幹部といえども組織の一員である党員に対して、離党勧告をして蹴られたというのはおそらく前代未聞のことと思われます。菅氏のリーダーシップのなさの露呈というより、民主党という政党は綱領もなく、離党勧告も蹴られるという組織の呈をなしていないことがより明確になったわけです。菅・小沢の痴話喧嘩に国民がウンザリしていることに気…

昨日、菅総理と谷垣氏との党首討論が行われました。アメリカ大統領選のような爽やかな議論ではなく、終始、茹でダコのような菅さんの顔、姿勢が印象的でした。

今になっても、マニフェストを片手に、しゃあしゃあと嘘をつける総理は前代未聞でしょう。お公家さんといわれた谷垣総裁も昨日は鬼気迫る気迫が感じられました。公明党の山口代表と菅総理との党首討論でも、菅総理は冷静さに欠けているように感じられました。

「秩序の崩壊…

昨日投開票の名古屋市長選、愛知県知事選は現職の河村たかし市長と、前自民党衆院議員の大村秀章氏が圧勝しました。今回、「民主王国」に大きな風穴を開け、中央政党に地方政治家が勝ったことは両氏の功績でしょうが、私はこうした動向が全国に広まることについては大きな疑問を持っています。

敢えて言わせていただくなら、それは橋下大阪府知事や先般の出直し市長選で落選した竹原氏（前阿久根市市長）にも言えることですが、首長…